樹脂の使用により長寿命化を実現

3DプリンタにはABS、ナイロン、強化ナイロンなどの樹脂を使用します。
これらの樹脂は耐摩耗性に優れ、繰り返し使用される鋳造模型にも適しています。

鋳造模型の寿命は使用素材によって変わります。鋳造模型は砂型を作るために繰り返し使用されるため、砂との摩擦で型の表面が削れてきます。その削れ具合が許容できなくなったときが鋳造模型の寿命になります。

鋳造模型に使用される素材として木材、ケミカルウッド、アルミ、鋳物が多く使用されています。

木材やケミカルウッドは摩耗しやすいのですが低コストで製造可能であるため鋳造回数が少ないときに使われます。アルミや鋳物は高コストになりますが、摩耗しづらく鋳造回数が極めて多いときに使われます。

3Dプリンタで使用する樹脂は木材やケミカルウッドよりも寿命が長く、低コストで製造できるといったメリットがあります。

DXモールド VS 金型、木型と寿命を徹底比較

DXモールド
(3Dプリンタ)
木型ケミカルウッド金型
メリット高精度・低コスト・短納期
軽い・修正しやすい
デザイン性の高いものが得意無し長寿命
デメリット金型よりも低寿命精度が低い産業廃棄物が大量にでる重い・高コスト
寿命やや長い短い普通長い
精度高い低い普通高い
コスト安い普通やや高い高い
納期短納期短い普通長い
修理の期間短納期短い長い長い
設計変更しやすいしやすいしづらいしづらい
廃棄物少ない普通高い少ない
消費電力少ない少ない高い高い

具体的な使用例

木型からDXモールドへ変更

木材やケミカルウッドから3Dプリンタの樹脂に変更するデメリットはほとんどありません

品質、コスト、納期においては3Dプリンタのほうが優れていますし、製品の寿命についても樹脂のほうが長くなります。

3Dプリンタの場合は設計変更もしやすいため、多くのお客様は3Dプリンタに変更されています。

金型からDXモールドへ変更

金属と比較したときの唯一のデメリットは「寿命」にあります。
樹脂よりも金属のほうが摩耗しづらいため、製品寿命は長くなります。

一方、3Dプリンタはすぐに出力ができるため、鋳造模型の寿命が近づいてきたら部品交換や設計変更を手軽に行えます。

弊社は金属製の鋳造模型も製造していますので、お客様の課題に合わせて最適な製造方法を提案いたします。

DXモールドのメリット一覧

設計変更がしやすい
設計

単純形状でも複雑形状でも大きさが同じであれば加工時間はほとんど変わりません。設計変更も簡単に行なえます。

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歩留まりの改善
鋳造品

鋳造方案を簡単に変更できることで歩留まりを向上させることが出来ます。

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低コスト、短納期、高品質
マイクロメーター

マシニングセンタを使わないことで低コストと短納期を実現し、特殊な3Dプリンタを使うことで高品質を保証しています。

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製品の長寿命化
製品

特殊樹脂を使うため、木やケミカルウッドと比較すると寿命は長くなります。

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修理しやすい
3Dプリンタ

3Dプリンタですぐ修理部品を出力できます。マシニング加工と比較すると納期はかなり短くなります。

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環境負荷の低減
DXモールド

必要な部分しか材料を使わないため産業廃棄物はほとんどでません。消費電力も少なく、環境負荷を低減できます。

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DXモールドにご興味ある方はお問い合わせください

ダイモール式3Dプリント鋳造模型、DXモールドは鋳造模型の作り方を根本から変える新しい工法です。

製品メーカーや鋳造メーカーにとっても多くのメリットがございますので、ご興味ございましたらお気軽にご相談ください。