DXモールドは低コスト、高品質、短納期を実現
低コストになる理由
材料の使用量が少ない
コストが高くなる理由の1つに使用材料の量があります。
切削加工の場合、角材や丸材などのベース材から削り出しを行うため思った以上に大きな材料が必要になりコストが上がっていきます。
3Dプリンタの場合、内部を中空にすることができるため使用する材料は少なくてすみます。また内部もただ単に中空にするのではなく、構造をもたせることで必要な強度を満たすように設計しています。内部を中空にすることで重量も軽減でき、使い勝手のよい鋳造模型を製造できます。
無人で加工できるため、人件費がかからない
コストで最も大きい割合を占めるのが「人件費」です。
3Dプリンタは無人で24時間連続でいつでも出力できるため、人件費はほとんどかかりません。
マシニング加工の場合、段取りから加工完了まで実際に加工している時間以外は作業者が必要になるため、長時間人件費がかかってしまいます。
低電力
3Dプリンタとマシニングセンタでは消費電力も大きく異なってきます。
3Dプリンタは家庭用電源で稼働でき消費電力も少ない設備です。一方、マシニングセンタの場合、設備を動かすために大きな電力が必要になります。
消費電力が少ない3Dプリンタは電気代も少なくなるため、結果として低コストで製造できるようになります。
マシニングセンタと比較すると設備が安い
使用するものによりますが3Dプリンタとマシニングセンタでは設備費用が倍以上違ってきます。
設備の費用は時間あたりの加工費に換算されるため、基本的には高価な設備で加工した製品のコストは上がります。単純な形状であればマシニング加工のほうが早く加工できますが、3Dプリンタは無人で夜間でも稼働できるため、製造コストはマシニングセンタよりも圧倒的に低くなります。
高品質になる理由
最適な設計が可能
3Dプリンタは切削加工ではできなかったような形状でも製造できるため、設計の幅が広がります。
これまでの鋳造模型はドリルやエンドミルといった切削ツールで加工するため、ツールが入るような形状でなければなりませんでした。
そのため、鋳造の方案を検討する際には「ツールが入る」という条件の下で設計をしなければならず、本質的な最適設計はできませんでした。
3Dプリンタは下からの積層で製造していくため、ツールが入らないような形状も問題なく製造できます。これにより設計の幅が広がることで最適な鋳造模型を設計できるようになります。
設計変更がしやすい
鋳造模型の設計は検討に検討を重ねて行いますが、最終的には実際に鋳造しなければ判断できません。改善の余地が大きい場合はすぐに改善案を見つけて、作り直すことで理想的な鋳造模型を製造していきます。
3Dプリンタは3Dモデルさえ変更すれば、出力は自動で行ってくれるため製造の手間が極端に少ないという特徴があります。この特徴により設計変更を気軽にできるようになりました。
設計変更がしやすくなると改善のスピードが向上し、歩留まりも向上していきます。
樹脂を使える
3DプリンタはABSやナイロン、強化ナイロン樹脂といった機能性の高い樹脂を使用できます。
樹脂を使うことで木材やケミカルウッドでは耐えられなかったショット数に耐えたり、軽量にすることも可能です。
短納期にできる理由
無人で24時間加工可能
3Dプリンタは24時間、無人で加工できるため夜間の時間も有効に活用できます。
また、材料をストックしているため、3Dモデルが出来上がると同時に加工をスタートさせることで、加工開始までの時間短縮、長時間の連続加工により短納期を実現しています。
弊社は3Dプリンタを複数保有し、空き時間ができる限り発生しないようにスケジュールし、生産効率を高めています。
熟練が不要
3Dプリンタは設定が同じであれば、誰が操作しても同じ品質のものが出力されます。マシニング加工のように熟練工の方が必要なくなり、作業の標準化がしやすく、安定した品質のものを納品できます。
マシニングセンタなどの設備を使った場合、作業者によって加工時間、製品の出来が変わってきます。特に、段替えやセッティングで技術差がでてくるため、熟練工がいなければ短納期を実現できないこともよくあります。また、熟練工のスケジュールに合わせて加工依頼をしなければならず、納期管理に手間が発生してしまいます。
3Dプリンタを使った場合、誰が行っても同一品質の製品ができるため納期管理も簡単になり納期も短縮できます。
DXモールドのメリット一覧
設計変更がしやすい
単純形状でも複雑形状でも大きさが同じであれば加工時間はほとんど変わりません。設計変更も簡単に行なえます。
歩留まりの改善
鋳造方案を簡単に変更できることで歩留まりを向上させることが出来ます。
低コスト、短納期、高品質
マシニングセンタを使わないことで低コストと短納期を実現し、特殊な3Dプリンタを使うことで高品質を保証しています。
製品の長寿命化
特殊樹脂を使うため、木やケミカルウッドと比較すると寿命は長くなります。
修理しやすい
3Dプリンタですぐ修理部品を出力できます。マシニング加工と比較すると納期はかなり短くなります。
環境負荷の低減
必要な部分しか材料を使わないため産業廃棄物はほとんどでません。消費電力も少なく、環境負荷を低減できます。
DXモールドにご興味ある方はお問い合わせください
ダイモール式3Dプリント鋳造模型、DXモールドは鋳造模型の作り方を根本から変える新しい工法です。
製品メーカーや鋳造メーカーにとっても多くのメリットがございますので、ご興味ございましたらお気軽にご相談ください。